vivo daily standソムリエのワインブログ

東京23区内で展開するバルチェーンvivo daily standのソムリエ資格保有者による、ワインの紹介、ソムリエ対策に関するブログです。

カテゴリ:ソムリエ試験対策 > 南アフリカ

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Wolftrap/ ウルフトラップ】G500(550) B3000(3300)
South Africa/南アフリカ  Syrah/シラー(84%)Mourvèdre/ムールヴェードル(16%)

こんにちは

現在展開中のマンスリーワインで人気のワインを今日はご紹介します。

18世紀頃ヨーロッパの植民者達の昔話をワイン名に。山にオオカミが住んでいると信じて「ウルフトラップ(狼のワナ)」を仕掛けたが、実際にはオオカミは居なかったという話。果実味豊かなニューワールド的な風味とエレガントなテイストの旧世界的な両方のニュアンスを持ち合わせている事をモチーフとしています。

香りはまずスミレ、しっかり熟成感と成分が液体に抽出されています。またフレッシュなストロベリーやチェリーといった赤系のエレガントさと明るさも、酸と複雑性もバランスよくあり、余韻にスパイス、スッと抜ける黒胡椒感、熟成由来のキノコや野性味も感じ、シラーの特徴がしっかりと感じられます。またムールヴェードルの締まったタンニンと骨格も上手に絡んで、ウルフトラップの特徴であるジューシー&フルーティ、リッチな味わいを体感できます。

エレガント(オールドワールド)=しっかり(ニューワールド)の共演ぜひ感じていただければ、

お肉にピッタリなワインですが、vivoの野菜料理がきれいで長い余韻と春の苦味を引き立てとてもよくあうと思います。


各店にて


松尾




























という事で、私的にも最近家でももっぱらシラーを飲んでいます。

先日は鉄皿にジュージューと焼けるステーキ 作ってみました。
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ブロックのアンガスを集めのステーキサイズにカット 
うちの犬も狙っています(^_^)

肉が厚いので、塩、胡椒、作り置きのガーリックオイルでマリネ、
その間にジャガイモ、ニンジン、マッシュルーム、今日はスナックエンドウをガロニとして加熱しました。
厚めの肉は最初に側面をしっかりと焼くと仕上がりもしっかりとします。
常温に戻すことで、グリルでも芯まで加熱差なくジューシーに仕上がります。

シンプルなステーキには液体のしっかりとしたシラーがやはりよくあいます。フォンドボーと少しのバター、黒コショウをきかせたシンプルなソース、ワインのスパイス、野性味とグリルした厚みのある肉感には温暖な熟成感ある果実のまとわりつく味わい、うまさが重なりますね

途中のフレンチマスタードもよくシラーに絡みます。


グリルステーキはありませんが、是非、vivoのデリと新旧のいいとこどりのウルフトラップ、重ねてみては、

それでは


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【マウンテンビュー】南アフリカ/シャルドネ G500/B3000

その名の通り、南アフリカの首都の1つであるケープタウン近くにあるテーブル・マウンテンと呼ばれる山に、街並みや海岸の景色を楽しむために多くの観光客が訪れることから名付けられました。
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造り手は、このテーブルマウンテンの地域を含むウエスタンケープに位置するワイナリーで
ステレンボッシュ・ヴィンヤーズ】
ステレンボッシュに拠点を置いています。数多くブランドを所有し、生産量の80%を輸出が占める世界に目を向けたビックカンパニーの傘下です。

南アフリカで造られるワインの90%は、このウエスタンケープ州で産出され、様々な変化に富んだ地域(Region)で多様な品種が育てられています。
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広域で育ったシャルドネをブレンドすることにより、
内陸の日照量が高く、昼夜の気温差が大きな地域由来のトップに縮した果実のボリュームを感じますが、南極海から吹く”ケープドクター”の冷涼な地域性由来のリンゴや白い花といったキレと酸もバランスよく含まれ、ミネラル、蜂蜜などの柔らかいふくらみもバランスよくあり、心地よい余韻に繋がります。

全ての要素が綺麗にまとまっているので、ボリューム感を感じつつ、やさしい味わいを表現できています。
決めては酸がしっかり残っていて味わいの”ダレ感”がないのも、価値感を高めている要因となります。

「しっかりめの白」のひと枠でのこのシャルドネ
是非、この季節に飲んで頂きたいワインです。

各店にて、順次販売です。


松尾


ローストしたナッツのような香ばしさ、メロン、パパイヤなどトロピカルフルーツの香り。レモンやグレープフルーツのいきいきとした酸味。厚みのあるボディながらフレッシュ。 食欲を増進させるクリスピー(酸とミネラルが豊富、酸味の爽やかさを感じる)な仕上がり。余韻に心地よい苦味が広がります。

この
【ポークパインリッジ】はアフリカ大陸の南端、南アフリカのワインです。
大陸の南端という事で、沿岸地域は冷涼で、
南極から強く吹き付ける「ケープドクター」と言われる風(冷たく、強く吹く風がブドウの木の湿気や病害虫を防ぎ、良い環境にしてくれ、ドクターのような役割をしてくれる事からこの名前で呼ばれています。)
が、土地を乾燥させ、良い通気をもたらし、また、内陸の高い山々がある事により、畑は強い日差しと内陸からの暑い空気と、雨を防いでくれ、様々な環境を作り出しています。

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地域としてはロバートソン、ステレンボッシュのブドウを使用、畑のある場所は石灰岩質のテロワールが広がり、味わいも厚みと、ミネラル感からくる柔らかさが特徴です。
また、強い日差しが程よくあたり、日較差も大きく、果実もしっかりと熟成するので、メロンやパパイヤのようなトロピカルな香りと、ソービニヨンブラン特有のグラス(草)のイメージも心地よく、全体をまとめてくれます。

エチケットも南アフリカらしい、動物の絵柄、「ポークパイン」はそこに生息するヤマアラシが描かれています。

ボトルも愛着湧くこの【ポークパインリッジ】

少し落ち着いた気温のこの頃に寄り添う味わいとなっています。

各店にて順次リリースです。

美味しい南アフリカ、体感してみては


【ポークパインリッジ】G500(550)/B3000(3300)

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今リリース中の【バルダンゴ】400(440)
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こちらともよいペアリングもできます。
チーズのコクが印象的なソースに豚挽肉のプリッとした食感、ほんのり効いたスパイスとクリーム、柔らかさとボリューム感、酸味とアフターの心地よい苦味は
季節にぴったりの組み合わせかと、














リリースしたばかりのこのバルダンゴ、
「楽しみにしてた!」と2皿軽く食べられたお客様がいらっしゃり、なんだか影響されました。


という事で、朝からチーズとクリームソース食べたくなり、作ってみました。

ダンゴは出来なかったですが、豚肩ロースとじゃがいも、キノコをロースト、
味付けは塩、胡椒、ニンニクとタイム、シンプルに作りました。
 
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肉の旨みをじゃがいもが吸ってくれて、しっとり、ホクホク感
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焼き色をつけないでロースト、途中キノコも投入で柔らかく、芯温58度で完成。
しばらく寝かせて

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ソースは玉ねぎとニンニク、タイムを低温でゆっくりと加熱、今日はほうれん草を加え、ローストのエキスで煮詰め、生クリーム、チーズを加えて完成。

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程よいピンクの仕上がりで柔らかく、チーズとの相性はとても良い感じです。
レモンを添えて少しの酸味。

今回ご紹介のソービニヨンブランも良いと思いますが、ブルゴーニュの果実味とバニラ、明るめで甘露のニュアンスのリュリや、サンヴェランなどは格別です。

余った野菜でサラダも
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レモンとアンチョビ、オリーブオイルのシンプルドレッシングで満足度は高い仕上がりです。



バルダンゴとポークパインリッジ、
お店で是非ご賞味を


それでは



松尾

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