vivo daily standソムリエのワインブログ

東京23区内で展開するバルチェーンvivo daily standのソムリエ資格保有者による、ワインの紹介、ソムリエ対策に関するブログです。

カテゴリ:ソムリエ試験対策 > ニュージーランド

新鮮で力強いソーヴィニヨンブランでよく知られるワイン産地、ニュージーランド、マールボロ
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そのスタイルは他の多くの生産地域にインスピレーションを与えてきました。
太平洋上に位置する島国、ニュージーランド全体的に海洋性気候で、このマールボロのある南島は真ん中を貫く山脈により、西からの雨雲を遮り、海からの冷たい風により、夜間の気温がさがり、また日照時間と日差しが強い地域で(オゾン層の破壊により、より紫外線などが強いのもニュージーランドの特徴です。)ブドウの成熟期間は長くなり、しっかりと糖度を保ちつつ、酸度と風味も保持できる、まさにソーヴィニヨンブランの適地と言われています。
山脈により雨を運ぶ西風から守られているとは言え、降水量は多く、ブドウの成熟期に問題となることもあります。幸い、土壌が水はけのよい傾向で、この雨を緩和してくれています。

なぜニュージーランドのソーヴィニヨンブランは特徴的な風味があるのでしょうか?

1990年代初期以降、ソーヴィニヨンブランはニュージーランドを代表する品種としてワインの生産量の大半を占め、その特有のピリッとした香り、西洋スグリやパッションフルーツの強い風味、高い酸、青ピーマンなどの風味も重なり強い香りとボリューム感ある果実は世界的な成功を収めています。

他の地域と大きく違う点は、やはりこの強く華やかな香りと酸味。生産地の多様性、それぞれの地域でのしっかりとした特色を活かしたワインをブレンドして、マールボロのソービニヨンブランを造られているところにあります。

マールボロ地域は大きく二つの生産地域があり、隣接する2つの河口の渓谷にあるワイラウ・ヴァレー
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規模は大きく、ワイラウ・ヴァレーは日照時間が長い地域で、様々な渓谷の気候や標高、畑の方角は均一ではなく、香りはトロピカルフルーツなどの強い芳香を放ち華やかなワインが多く造られています。

もうひとつはアワテレ・ヴァレー、
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ワイラウより乾燥して冷涼な地域で高い酸味と強い草の特徴があるワインができます。

この大きく二つに分かれた、特徴的なソーヴィニヨンブランを主体としてブレンド、強い特徴的なワインができるのです。

様々な要素が重なり、特に長い日照と寒暖差は果実をしっかりと熟成させ、ボリューム感ある、ワインができるのです。

グラスに注がれた瞬間から放たれるこの華やかな風味とバランス、他の地域を圧倒する存在感、vivoでも人気のワインです。

ニュージーランドのワイン産業はブドウ畑の管理、ワイナリーの作業が環境に及ぼす、影響を減らす事に強い使命感をもって取り組んでいて、持続可能なブドウ栽培とワイン醸造を目指しています。
時代の最先端を行くブドウ造りも魅力の一つではないでしょうか?

トロピカルでハービーな美味しいニュージーランドワイン、是非体感して頂きたいです。

緊急事態も落ち着くときには、vivoでも出会うかもしれませんね、























最近、季節もよく、うちのベランダハーブも絶好調です。
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先日、このハーブを使用して料理を作ってみました。
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今回は真鯛のロースト、ハーブを使ったブール・ド・カフェ・ド・パリというスタイルの香草バターソースです。

バターにニンニク、ショウガ、クミンやコリアンダーなどの少しカレーを思わせる様な香辛料とアニスのリキュール、パルメザンやトマト、ベランダハーブ、(ディル、ミント、オレガノ、パセリ、タイム、ローズマリー)を練りこみ、インパクトある風味で少しエスニックなテイストのソースに仕上げました。

鯛のフィレを皮目をしっかりと焼き、香草バターをのせて、ロースト
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食欲そそる、季節感あるハーブと真鯛の旨味は我ながら、最高です。

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あまったハーブをマッシュポテトに練りこんで、保存しておいた、セミドライをのせ、完成です。

ローズマリーが元気すぎて、早く消費しないといけないので、フォカッチャも、
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少しノスタルジーな料理ですが、やはり美味しい。

高く華やかなソーヴィニヨンブランの風味とハーブの爽やかさが重なり、高い酸はレモンのようで鯛のさっぱりとして、それでいて旨味も強い味わいとバターのエスニック感をしっかりと締めてくてます。



それでは


松尾








こんにちは、
江古田で店長をしております、あさなです。
松尾や大堀と一緒にビーボのワインチームとしてもお仕事をしております。
ソムリエ歴としてはまだ二年とヒヨッ子ですが、とにかく飲むのが大好きです。
お酒大好きなので、ワインに限らず、
ビール日本酒焼酎も好きですし、なんでも飲みます!


さて、今回はワインビギナーさん向けに、
私なりのワイン難しくないから気楽に飲んでねというのを書いていこうと思います(語彙力よ)
ソムリエ二年目なんてほぼ初心者みたいなもんなので、
確かな知識や知見は他のソムリエ達に任せるとして、
わたくしは酒と共にある日常で感じたことを皆さんに伝えていけたらいいなと思います!
そして飲みながら書くよ


⚫酒は楽しくあれ、そしてワインも酒である


お店に立っていると、
「ワイン、難しくってよくわかんない」
という話をちょいちょい耳にする事があります。
そうしたご意見を聞くたびに、ちょっと勿体ないなと思うわけです。

確かに産地や品種、年代、造り手など、
突き詰めていけばキリがない情報量をワインは持っています。ソムリエ試験の勉強も滅法面倒でした。何しろ覚えることが多いので…。


試しにネットで「ワイン 楽しみ方」と検索してみたら

「ワインは正しく飲めば数倍美味しい」とか
「これだけは押さえておきたいワインのマナー」とか
「恥をかかないためのポイント」とか

なんかこう、堅苦しい記事が多かったのが印象的でした。
内容優しそうなタイトルの記事を読んでも、
結局基礎知識的なことがたくさん書かれていて、読む気なくすっていうかなんかそんな色々知らんといかんのか?という気持ちにさせられます。

何て言っていいのかこう、閉鎖的??
壁を感じるというか…
そういうところから「ワイン難しい」に結びついていくのかなーと。
あと一部のワイン愛好家の、値段が一本〇万みたいなべらぼうにお高いワインの話とかね。
ワイン語るにはそれくらいのものを飲まなきゃだめなんだろうか…知識がないとダメなんだろうか、という初心者お断りの閉鎖的な空気を怖いと感じたりとかね!


実際私もワインを飲みはじめたころは敷居を高く感じていました。
赤と白くらいはわかるけど他はなんか小難しくてわからないし、ラベル何書いてあるかわからないし、神の雫みたいなコメントほんとみんな言えるの?何その世界こわいワインわけわかめ、と思っていましたよ。
(後に神の雫的なコメントはまやかしと知る)


しかしながらですね、
飲んだくれ歴10年、ワインに仕事として携わり始めて5年、ソムリエとって2年目。

それなりに勉強し、日々ワインを皆さんに提供し、ほぼ毎日飲酒してきたわたくしが行きついた考えは
「ワインも要は酒」だという事。

確かに知識も大切です。
お高いワインを頂くことも勉強になります。
知識があれば、違った楽しみ方もできますし、奥深さに興味がそそられるでしょう。

でも、所詮はお酒。
気軽に楽しく飲むのが一番!

が私のモットーです


難しい、で線引きしてしまうのは本当に勿体ないなーと思うのです。
なんだかよくわからなくて…と、
ちょっとネガティブな気持ちで口にするお酒、
きっとなんだかよくわからない味がすると思います。


ぜひイメージや固定概念を捨てて、素直にワインを飲んでみてください。
テロワールとかマリアージュとかそんなの全然わからなくてOKです!


飲んでみて、自分の舌が美味しいと感じればそれは美味しいワインです
「アルパカくらいしか飲まないから」と恥ずかしそうに謙遜する必要なんてありません。
いやアルパカ実際美味しいしね、安いし、最高ですよアルパカ。
3Lパックのだっていいじゃないですか。あれ鮮度を保つ醤油みたいな構造になってるから中々酸化しないし、夏場はグラスに氷つめて飲むとうまいんですよ。


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(庶民の味方、アルパカさん)



お酒は楽しく、ついでに美味しかったら最高にハッピー

ワインを楽しむ一番の秘訣は、そんなような気楽なマインドだと私は思います。

もし気になる事があれば、私たちスタッフになんでも聞いてくださいね。
楽しい美味しいの先に、
もっと知りたいという気持ちは必ず出てくるので、
そうした時に力になれるのが我々の役目と思っております。

なんだかとても長くなってしまいました。
上手くまとめられずすみません。
次回の更新はビーボのワインの要であり、総料理長の花本がお送りしますのでお楽しみに!


あさな



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最近のお気に入り、ニュージーランドのソーヴィ二ヨンブラン、マナ(G:500円)
グラスにがっちり氷つめて飲んでもうまい。
多分どこの店舗でも提供していると思うので、ぜひ試して見てくださいね。
グレープフルーツ感がさわやかで、暑い日に最高の1杯。


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