こんにちは 
大げさなタイトルですが、今日はイタリアを代表するキアンティについてお話をします。


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イタリア中部トスカーナ州西海岸沿いに広がる地域で、北部の山がちな地区をキアンティと呼びます。
キアンティ地区はアペニン山脈の麓の丘陵地帯、ピサ市とフィレンツェ市、シエナ市の間にあり
この地区は広い生産地域をカバーし、7小地区に分かれています。
主体となるブドウ品種はサンジョベーゼですが、ワインは少量の他の黒ブドウ(フランス、イタリア両原産種)とブレンドされる事が多く、大量にキアンティを造る生産者は地域内から広くブドウを調達し
・キアンティDOCGと表記します(広い生産地域が伺えます)
より高品質なキアンティDOCGワインは特定の小地区で生産され、その小地区をラベルに記載する事ができます。
・キアンティ ルフィナ 
・キアンティ コッリ セネージ
などは質の高さでよく知られています。

・キアンティ クラッシコDOCG
は独自のDOCGをもっていて栽培地はキアンティDOCGより標高が高く、サンジョベーゼの成熟が遅くなり、その結果、酸味が増し、ハーブの香りを強めたワインとなります。
また販売前に12ヶ月熟成させなければならず、
さらに
・キアンティ クラッシコ リゼルヴァ 
は24か月の熟成(内3か月は瓶熟成)させる必要があります。
・グラン セレツィオーネ
は最高水準で単一エステートを使用、30カ月間熟成させなければいけません。
(大半のワインは一定期間オークを使用して熟成されます)
ワインをリリースするまで時間がかかるという事ですね、
高価になるのはこういった事も原因の一つです。。

少し南下して、
同じサンジョベーゼ主体の栽培地。
北部より、標高が下がり、気候も温暖になります。
南西から吹く冷たい海風により気温が熱くなりすぎない土壌でもあります。
・ブルネッロ ディ モンタルチーノDOCG
・ヴィーノ ノービレ ディ モンテプルチアーノDOCG
はこの地域で最も有名な呼称で、南のこの気候ゆえ、キアンティに比べ、より凝縮され、ボディも重厚になります。
・ブルネッロ ディ モンタルチーノ
はサンジョベーゼのみ使用、販売前に最長5年の熟成期間(内2年は樽熟成)を必要とし、イタリアでも最長の熟成規定となります。
・ヴィーノ ノービレ ディ モンテプルチャーノ
はサンジョベーゼと他指定品種のブレンドが許可されていて、最低2年熟成させなければならない。

リリースまでの時間が長く、また、ヴィンテージバラエティに対応すべく、それぞれ
・ロッソ ディ モンタルチーノDOC
・ロッソ ディ モンテプルチャーノ
と格下げしてワインをリリースする場合もあります。


沿岸地域
ここは比較的平坦な沿岸地域で高度ではなく、海風によって気温が低くなる地域です。
ここではボルドー原産の国際的な品種が広く栽培されていて、
・スーパータスカ
が最も有名なワインです。
イタリア地ブドウではなくカベルネソーヴィニオンで名声をうけDOCに該当しないにも関わらず素晴らしいワインの生産地として評判を再確立、イタリアワインに対する、国際的なイメージを変える事になりました。

トスカーナの多くの生産者はこの例にならい、国際的品種などを使用し、高品質のワインをつくっています。
多くはトスカーナIGTとして瓶詰されますが、比較的最近誕生した
・ボルゲリDOC
・マレッマ トスカーナDOC
どちらもカベルネソーヴィニオン メルロ― シラーといったイタリア原産以外のブドウだけでワインを造ることを認めています。

こうしてトスカーナを見てみると、地域性や時代の変化に応じてのワインの変化が見られます。

いろんなスタイルのトスカーナをご紹介しましたが
vivoでもキアンティはじめ、いろんなトスカーナを提案しています。
時代の移り変わりや地域性を思い浮かべながらワインを飲んでみては
よりトスカーナが身近に感じていただければ