こんにちは

寒くなってきましたね。
vivoでは毎年恒例のホットワインも出てきて、いよいよ冬が来たという感じです。

事、エアコンが普及した現代では暑い夏でも寒い冬でも室温は安定、30分もすればちょうどよい感覚になりますよね。
vivoではお出しするワインは全店、定温での管理を行っています。
年間を通して、室内は25℃平均という感覚から、1杯あたりの飲む時間を想定し、飲み終わりにワインのポテンシャルが最大限に発揮できる設定をしています。

1杯を飲み終わる時間は10分を想定、スタートの段階では少し冷たく感じるかもしれません。

ワインは時間と液体の空気接触、温度の経過で表情が変わってきます。

スタートはまだワインが閉じた状態、芳香性も穏やかで酸味やドライさ、渋味などが感じられ、キレのある感覚を覚えます。

温度の上昇により、液体の香気成分があがり華やかさや種の特徴、空気との接触により、マイルドにそしてボリューム感や複雑性を味わえるようになり、いわゆる開く状態へと変化していきます。。

時間の経過でいろんな表情を見せてくれるワイン。
変化による味わいや香りはスタート時の温度が重要となるのです。
呑み終わりによい香りと味わい、そして余韻、是非お店で体感して頂きたいです。

ワインは世界中で造られていて、冷涼な地域や温暖、そして高温、その場所場所で育ったブドウは地域を反映したワインになっていきます。

今日ご紹介するワインは
フランス、地中海の恩恵をうけたカベルネソーヴィニヨンのご紹介です。
温暖な地中海性気候のこのエリア、夏は30℃を超える場所で冬は穏やかな気候、周囲を大きな山麓にかこまれ、マシフセントラルやピレネーから吹き下ろす強い風により、温暖で乾燥した環境をつくっています。
国内で最も病気による被害が少ない地域でもあります。
そんな好条件のフランス南部のこの地域
ラングドックやルーションなどの地域を含む広域な保護的地域をもち(IGP-保護地理的表示、PGIヴァン ド ペイ)
フランスでは珍しく、ラベルに品種を表記したワインが認められています。
他、フランス地域では、昔から、その地域に根付いた、ブドウ品種でのみワインに地理的表示が認められていて(AOCやPDO 一つの生産区画総称、格付けの高い呼称)その地域を見れば、言わずもがなブドウ品種を推測できるという法律が設けられています。

温暖で日照量の多いこの地域は高く安定した収穫量が望め、多くの国際品種が単一でワインが造られています。
他、地方と比べ、豊富な果実味とボリューム、また日格差もあり、風味や酸味も多く、キャッチ―でわかりやすいワインが造られています。

これは、フランス国内というより、海外への商圏を見据えた、新しい試みの地域となります。
品種をラベルに表示もですが、強い果実味やボディなどのわかりやすさは、南米や南半球などのワインの新興勢力に負けないクオリティとなります。

84EE1599-F5B9-429A-8FC4-65D12C2BD48D




モンターニュ ノワールは仏南部の中央高地の端に位置する山脈です。森の奥地の大自然「ブラック・マウンテン=黒い山」が名前の由来です。
大西洋と地中海の間に位置する限られた区画から収穫されたブドウが使用されています。
赤みを帯びたガーネット色で、赤系果実のアロマに胡椒やシナモンのニュアンスが混じる香りは豊富なボリューム感とバランスがとれ。スパイシーな余韻が洗練されたタンニンとともに心地よい余韻へとつながります。
好立地のこの場所ならではの味わいを綺麗な酸が上手に締めてくれます。

地中海のバランスとれたワイン。
時間の経過と共に南仏を感じて頂ければ
各店にて販売中です。


是非ご賞味を



松尾